日記 - ディスクリートアンプを作りたかった
結論から言うと、未完成?失敗?な感じ。 人生で一回くらいはディスクリートアンプを作ってみたいと思っていたら、そこらへんに積んである2SC1815と2SA1015があったので、適当にやってみることにした。
回路
LM386の等価回路を参考に適当に作った。出力段も1パラの2SC1815なのでせいぜいヘッドホンまでしか駆動できない。 これの良いところは正負用意しなくていいとこ。LTSpiceのシミュレートでは発振なども無く動いた。 入力前段のボリュームとDCカットのコンデンサは都合で省いている。
今回はKiCadからネットリストを出力してLTSpiceのシミュレートに食わせたのだが、ピン配置が根本的に違うのでだいぶ苦労した。 トランジスタは違うのわかるがダイオードも逆だったりする。
試作(ブレッドボード)
適当にブレッドボードに起こす。
で、適当な電源で試したら、くっそ発振した。
定電圧レギュレータ噛ませたら発振しなくなってちゃんと音が鳴る。
が、ホワイトノイズとなんかの無線を拾っている。 無線拾う問題は、ジャンパワイヤとかで長くなっている配線経路が短くなれば拾わなくなるんじゃないかという期待の下、ユニバーサル基板に移して確かめることにした。 ホワイトノイズはわからんけど無線ノイズと関連してるんじゃないかと仮定することにした。 (あと、使ってるオシロ、短絡で似たような波形が出るのちょっと謎い)
試作(ユニバーサル基板)
PCBレイアウトエディタで2.54mmピッチにして編集すると、結構かんたんにユニバーサル基板上の取り回しを考える事ができる(やってる人見たこと無いけど多分結構メジャーな手法?)。
で、これを参考にはんだ付けする。
無線は拾わなくなった!が、ホワイトノイズは相変わらず。入力レベルによらず、常に一定。 手持ちの測定機器ではどれくらいの量が出ているのかわからなかった。ちゃんとしたオシロほしー。
原因は不明
原因候補。
- 入力段に大して低雑音ではない2SA1015を使ってること
- カーボン抵抗とセラコン
- オーディオ界隈では忌避される部品たち。
- CRD
- 定電流源にCRD使ったが、これもオーディオ界隈ではあまりみない。実はこいつめっちゃノイズ持ってる説ありそう。
- 一応並列にコンデンサ刺しても変わらなかったので多分違うとは思ってる。
測定機器もお金も情熱も知識も無いので今はこれ以上掘り進めないことにする。 てきとーな考え方ではアナログ回路は出来ませんということですね。残念でした。