メモ - 雑なNi-MHx4用過放電保護回路

秋月で半ば投げ売りされてるこいつ、4.2Vがしきい値だが、4で割ると1.05Vという、よく言われるNi-MHの放電終止電圧の1.0Vを下回らないので、こいつを使って簡易的な過放電保護回路が作れないかと思って色々考えた。

ドラフト。

機能に対して微妙に部品点数が多い……。大きなスイッチを使いたくないのでタクトスイッチで動作切り替えできるようにした。よくあるハイサイドのロードスイッチに電圧監視ICをぶら下げただけになっている。ローサイドでやる方法もありそうだが、うまく考えがまとまらなかった。逆流保護はない。つけたければPchFETをBack-To-Backでやればできる。プルアップ抵抗の値は適当、適度に大きければ良いと思うが、大きい方が消費電力が少ない。

S-80942は4.2Vを検出するが、ヒステリシスとして+5%上回らないと動作しないようになっている。つまりこの回路でONになるには4.2*1.05=4.41Vにならないといけない。これは1cellあたりに換算すると1.1Vなので、Ni-MHの最後ストンと電圧が落ちる放電特性のことを鑑みると、最低始動電圧としては割りと妥当かもしれない。

ブレボに起こして実験。

youtu.be

想定したとおりに動いている。やったぜ。

今回の用途では問題ないが、電圧検出ICの誤差が±2.0%なの大きすぎるし、ヒステリシスが+5.0%なのも大きすぎる気がする。まあリセットIC的な使われ方を想定しているはずだしこれでいいんだろう。